笑点の人気もあり、落語は身近な存在になっていますが、寄席に行くと若い人は少ないですね。もっと若い人に落語を聞いて欲しい。それは私だけではなく、落語に携わっている方は一番思っている事だと思います。
ただ、落語って難しい。言葉が分からない。と思っている人が多いのも事実。
落語で出てくる言葉は確かに難しく、私も歴史に詳しい方ではないので分からない事は多々あります。自分で調べたり考えたり、落語のサゲ(落ち)も最初は意味が分からなかったですから。大先輩に聞いても教えてくれませんでした。サゲの意味を聞くなんて野暮な事はするなと。
自分で調べたり考えて面白さが分かる事が一番ですからね。感じ方は人それぞれ正解なんてないものです。このサイトではサゲ(落ち)までは書いていません。最後の笑いところは実際、寄席に行ったりCDなりDVDで聞いて欲しいと思っています。
初心者にもおすすめの古典落語 寿限無
落語を聞いた事のない方でも寿限無は知っていると思います。小学校の教科書にも載ってますからね。
私にも子供がいますが、子供の名前を決める時にこの演目が頭をよぎりました(笑)
まんじゅうこわい
この演目も有名ですね。ストーリーもシンプルですし言葉もすんなり聞けますので初心者の方にはおすすめです。
サゲ(落ち)が難しい落語を最初に聞いてしまうと落語は難しいというイメージになってしまうので、この演目を選びました。
時そば
私が初め聞いた落語の演目はこちらの時そばです。もちろん落語の中でも有名な話で上方落語では時うどんと呼ばれている演目です。
私は柳家喬太郎さんの時そばを聞いて、同じ演目でも噺家さんによって全然違うんだな。同じ演目でも色んな噺家さんの噺を聞いてみたいと思った思い出深い噺です。ちなみに喬太郎さんの時そばは、コロッケそばと言われているそうです(笑)
転失気(てんしき)
知ったかぶりをする和尚がどつぼにハマっていく馬鹿馬鹿しく爆笑してしまうお噺。
サゲ(落ち)も噺家さんがそれぞれ独自のアレンジをしていて、何度聞いても飽きない面白さがあります。くれぐれも知らない言葉は知らないと素直に聞きましょう(笑)
目黒のさんま
こんな殿様がいたら面白いでしょうね。さんまという魚は当時は下衆魚と呼ばれ庶民の食べ物でした。偶然にもさんまを口にする事になった殿様だが、あまりの美味しさに感動してしまい・・・
さんまの旬は秋。秋になるとこの噺と共にさんまが食べたくなる。そんなお噺です。
最後に
落語の演目には色々種類があり、今回は滑稽話のような馬鹿馬鹿しくも面白いそんな演目をご紹介しました。初心者にも分かりやすく聞きやすいと思って選んだので、これから落語を聞いてみようかな?と思っている方は是非、参考にして下さい。