落語の登場人物に欠かす事出来ない人物がいます。それは『泥棒』
普段の生活の中には居て欲しくはない泥棒ですが、古典落語には欠かせない存在ですね。
本日は、そんな泥棒が活躍する泥棒噺をご紹介したいと思います。
落語初心者でも分かりやすい演目を選びましたので是非気になったら聞いてみて下さいね。
泥棒が出てくる古典落語「転宅」
非常に人気のある演目「転宅」
泥棒噺というとこの噺を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
どこか抜けてる泥棒。落語ならではの爆笑滑稽話。まだ聞いた事がない方は是非聞いて欲しい演目です。
こちらからあらすじがご覧になれます。
泥棒が出てくる古典落語「出来心」
「転宅」の泥棒とはまた違った泥棒の登場です。
一言で言うなら「アホ」何をやっても失敗ばかり、泥棒には誰もが向かないだろうと思う間抜けな泥棒が主人公。
親方からの最後のチャンスを活かす事は出来るのでしょか?前半のフリが見事にサゲ(落ち)に聞いてくる名作です。
こちらからあらすじがご覧になれます。
泥棒が出てくる古典落語「締め込み」
上方落語では「盗人の仲裁」「盗人のあいさつ」などの演目名で披露される古典落語「締め込み」
空き巣に入ったはいいが、住人が帰って来てしまい隠れて身を隠す。しかし我慢出来なくなって住人の前に出てきてしまうという流れは「出来心」と似てますね。
しかしこちらの泥棒は素直で真面目。泥棒なのに真面目は変ですが、空き巣に入った住人と酒を酌み交わす泥棒なんていないですからね。不思議な話です(笑)
そしてこの噺は、後半部分が東京落語と上方落語で違うストーリーになっているのも面白いんです。是非、両方聞いて違いも楽しんで欲しいと思います。
こちらからあらすじがご覧になれます。
最後に
今回は泥棒が登場する泥棒噺をご紹介させて頂きましたが、やはり改めて聞くと泥棒噺は面白いですね。
落語を初めて聞くという方も楽しめると思って選んだのですがどうですかね。ちょっとサゲ(落ち)が分かりにくいかな。。
落語のサゲ(落ち)って分からない事の方が多いですからね。私も最初はポカーンでしたから。。でも悩んだり考えたり聞いたり色々してるとだんだん分かってくるんですよ。
だから私がサゲや解説を書かない演目が結構あるんですよね。それは是非実際聞いて欲しいからという思いと、考えて自分なりに発見して欲しいという思いがあるからなんです。どうぞご理解下さいませ。
古典落語あらすじ検索 難しい落語にはサゲ(落ち)、解説を入れています
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