名作 古典落語「堀の内」落語 あらすじ サゲ(落ち)

本日ご紹介する古典落語は「堀之内」

落語の演目には欠かせない粗忽(そそっかしい、あわて者)の小噺をまとめたお噺です。

古典落語「堀之内」は物語のサゲ(落ち)までふれています。ご覧の際はご注意下さいませ。

古典落語 堀の内

何をするにもそそっかしい、そんな人っていますよね。身近にこんな人がいたらイライラしそうですが、落語の世界では度々登場する大人気キャラクターでもあります。
そんな粗忽者の一日を描く「堀之内」是非お楽しみ下さい。

あらすじ

粗忽(そこつ)者の亭主。なんとかしてこの性格を直せないものかと、女房に相談すると堀の内のお祖師さまに願掛けすればいいと勧められる。

さっそく向かう為、神田の家を出た亭主だが、堀の内とは逆の両国に向かってしまい最初から不安が募る。

何度も迷いながら、通りかがりの人に「私はどこに向かっているんだ?」なんてとんちんかんな事を聞きながらもなんとかお祖師さまのもとへ到着。

しかし、ここでも粗忽者の本領発揮。。お賽銭をやるのにうっかり財布ごと投げ入れ一文無し・・・

弁当を食べようと風呂敷をほどくと、風呂敷は女房の腰巻き・・・

おまけに中身は枕・・・

これは女房のせいだと勝手に逆恨み。家に着くなり大声で怒鳴った。

「おい!なんで腰巻きなんか持たせたんだ!おぉ、、笑ってやがるな。何がおかしいんでぇ!」

「ふふふ・・・お前さんの家は隣だよ」

「いけねぇ。間違えちまった。。いきなり大声出してすまなかった・・・俺は本当にそそっかしくていけねぇ・・・」

疲れた、腹が減った、ブツブツ言いながらも女房に言われご飯が出来るまで息子を連れて銭湯に行くことに。

ただ、ここでも失敗ばかり・・・。

番台に下駄は上げるわ、風呂から出て服を着たよその子の服を間違えてまた脱がせて怒られてみたり、、、

中に入り子供の背中を洗ってやろうと、、あれ、、いつのまに背中に彫り物なんぞ入れたんだ、子供のくせにケツにこんな毛が生えて「ブチッ」引っこ抜くと『てめぇ何しやがる!』鳶頭と子供を間違えた。

「すいません。。。もう出よう。。最後に背中流してやる。おや、なかなか広い背中だな。お前も大きくなったんだな」

「父ちゃん。羽目板を洗ってら!」

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