【現役最強の噺家】柳家喬太郎 ~古典から新作まで巧みに操る落語界のスーパースター~

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名人列伝を書く上でこの方を書かない訳にはいきません。

私が落語が好きになったのも、難しいと思っていた古典落語へのハードルをいい意味で下げてくれたのも、新作落語というものの楽しさを教えてくれたのも全て柳家喬太郎さんの落語に出会ったからなのですから。

「初心者にも分かりやすい落語ってある?」

落語が好きな私はたまに友人からこんな事を聞かれますがその度にこう答えるのです。

「柳家喬太郎さんの落語を聞いて~」と。

落語の演目ではないのです(笑)確かに初心者にも分かりやすい落語というのは、私もまとめてはいますが、演じる方によっては正直難しく聞こえたりするんです。

落語を知らない子供から大人まで爆笑させる噺家さんって中々いないんですよ。

【初めて聞く落語】落語初心者こそ現代の落語家がおすすめの理由!

2017.09.24

噺家 柳家喬太郎

柳家喬太郎(通称キョンキョン)は、落語協会所属の落語家。師匠は柳家さん喬。

「夜の慣用句」「すみれ荘二〇一号室」などの数多くの名作新作落語を生み出している事から新作落語家のイメージが強いですが、師匠柳家さん喬譲りの古典落語も巧みに演じるのです。

柳家さん喬といえば古典落語。そして人情噺の名人。その一番弟子が喬太郎というのが面白いんですよね。度々、マクラで師匠をいじる喬太郎さんを見ると、いい師弟関係だなぁって思います。

映画の主演から作詞・作曲まで

落語の実力は真打昇進が12人抜きだった事からも分かるように、二つ目時代から光り輝くものがあったのでしょう。古典・新作落語どれを聞いても爆笑です。

そして新作落語で度々披露する自身が作詞・作曲の歌。ナレーションから声優。さらには映画の主演まで。喬太郎さんの才能は底が見えません。

中には古典落語を極めるのが落語という方もいるでしょう。私の先輩方にもそうおっしゃる方はいらっしゃいます。ただ、これだけ普段落語を聞かない世代に落語の楽しさを伝えている噺家は私は今までいないと思うんです。

ウルトラマンと落語?

柳家喬太郎が生み出した新作落語の中には、自身が大好きなウルトラマンを題材にした落語が存在します。

子供から大人まで世代を超えて愛されているウルトラマンを落語にしちゃうという発想も驚かされますが、これがびっくりするほど面白い(笑)

しかも円谷プロ公認(笑)

「知識が無ければ面白くない落語は、その落語がつまらないだけ」

喬太郎さんの言葉通り、ウルトラマンをそこまで知らない私でも爆笑してしまいましたし、まさにこの言葉は私が、初めて落語を聞く方に喬太郎さんをおススメする理由でもあるんですよね。

古典落語には難しい言葉がやたら出てきます。なのでその言葉を知らなければ、全く物語が理解出来かったりする事があります。それでは楽しい落語とは言えませんよね。しかし喬太郎さんの古典落語には時代背景など全く知識が無くても笑えるような味付けがしっかりされているのです。だからこそ若者が喬太郎さんの落語を聞きに寄席に通うといった現象が起きてるのでしょうね。

古典落語の代名詞「時そば」も柳家喬太郎が演じれば・・・

古典落語で最も有名な「時そば」(上方では「時うどん」)

王道とも言えるこの噺も、喬太郎流にしてしまうのだから驚きです。だってマクラだけで一つの噺じゃないかと言わんばかりの長さですから(笑)

ちなみにファンからは「コロッケそば」と呼ばれています。

でも、正直私はこのコロッケそばを聞いた事で古典落語への考えが変わったんです。

難しい言葉ばかりで苦手だと思ってたけど古典落語ってめちゃくちゃ面白いじゃん。って。そして、そうゆう風に思えると、他の古典落語もスーッと物語に入り込む事が不思議と出来るんですよね。

結局は食わず嫌いといいますか、変な苦手意識の問題だっただけなんですよね。

だからこそ私は「初めて落語を聞きたい」って方に柳家喬太郎をおススメしているのです。

最後に

初心者こそ柳家喬太郎の落語を聞け!なんて言ってますが、実際は喬太郎さんの高座はいつも争奪戦。。。気軽に聞く事は出来ません。

若者から年配の方まで多くのファンを抱える喬太郎さんの高座のチケットは取れたら超ラッキーですよ。本当に。。。

だけどご安心下さい。喬太郎さんの音源は多数発売されています。何故なら、中々高座のチケットは取れない!でも聞きたい人が多いから。

私もほぼ全て持っていると思いますね。iTunesにあった頃はそれも全てダウンロードしましたから。

でも一つだけ。電車の中で聞くのは注意が必要です。というのも落語って脳をもの凄い使うとされています。だからボケ防止とも言われているんですね。

耳で聞いて頭の中で物語を想像するんです。だからもの凄い集中するんですよね。目的地までの十数分、普段なら長く感じる道のりもあっという間に感じるでしょう。私も、これは最高だと通勤には毎日落語を聞いてたもんです。自分が笑ってる事に気づかずに・・・

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