落語名人 桂歌丸 笑点名司会者の凄さとは

落語を聞かない人でも、この方の名前は知らない人はいないでしょう。日曜夕方の国民的人気長寿番組「笑点」第一回から出演され、笑点50周年を迎え大喜利の司会を勇退された桂歌丸さん。
私は、笑点を降板するにあたり開かれた会見の中で桂歌丸さんがおっしゃった「落語を辞める訳じゃない、まだまだ覚えたい話も多くありますので」という言葉にものすごく感動してしまい涙が出てしまいました。80歳になっても、まだまだ自分の好きな事に対する欲があるって凄いですよね。

落語家 桂歌丸

  • 1951年 中学3年で古今亭今輔に入門。前座名 古今亭今児
  • 1954年 二つ目に昇進
  • 1964年 桂歌丸に改名し、翌年金曜夜席の大喜利メンバーとしてテレビ出演
  • 1966年 笑点放送開始 大喜利メンバーとして出演
  • 1968年 真打昇進
  • 1979年 落語芸術協会理事に就任
  • 2004年 落語芸術協会5代目会長に就任
  • 2016年 噺家生活65周年を迎え、笑点50周年の節目に笑点の司会を勇退する

桂歌丸さんのイメージは笑点という方がもちろん多いでしょう。

私が小さい頃は回答者でした。社会人になってからは司会者として私が笑点を見始めてからずっと歌丸さんがテレビに映ってましたからね。

もちろん落語家としても大名人ですよ。私も何回も落語を聞いてますが、笑点の歌丸さんとは、また別の顏を持っていて本当に楽しい落語を聞かせて頂けます。

歌丸語録

桂歌丸さんの言葉には心に刺さるものが多く、私も勉強させて頂いております。今回はいくつかご紹介したいと思います。

  • その道が広くなるか狭くなるか、平らな道かデコボコ道か。それはその人の歩き方次第
  • どうしてこの歳になってまた新しい話を覚える苦労をするのか?『それは楽をしたいから苦労するんです。目を瞑った時楽したいですから』
  • 笑点の司会者になった時、これからどうやって笑点を変えていくか?という問いに対して『私は変えません。変えようとするから失敗するんです。変わるというのは自然に変わっていきます。変わらない事が変わっていく事』
  • 辛い時こそ笑って欲しい。笑ってもらう為に噺家になったのだから

80歳になっても第一線で活躍されている歌丸さんの言葉には、グッとくるものがありますね。トークなんか見ても歌丸さんの優しい人柄が分かりますよね。実際は厳しい師匠かもしれませんけどね(笑)
でも歌丸さんの名言に、褒めてくれる人より、注意や叱ってくれる人を大事にってのがあるんですよ。確かにそうですよね。

最後に

今年で笑点を勇退された桂歌丸さん。小さい頃から見ていて歌丸さんがいる事が当たり前になっていたのでしょう。やっぱり寂しいですよね。最後の歌丸さんの涙は生涯忘れる事は出来ないです。
しかし、あれだけニュースで取り上げられるって事は笑点って本当に国民的人気番組って事ですよね。

ただ、嬉しい事もあって歌丸さんは落語を続けるとおっしゃってました。歌丸さんの落語は本当暖かく面白い。一人でも多くの方に聞いて頂きたいですね。チケットは争奪戦だと思いますけど。
大好きな桂歌丸さん。お体に気を付けてうんと長生きしてもらって一人でも多くの方を笑わせてもらいたいなぁ~と思いますね。