落語家の階級と落語用語

これから落語を聞いてみようと思ってる方へ。落語には普段使わない言葉や用語が数多く出てきます。ここでは覚えておいて欲しい落語の主要用語を書いてみましたので、是非ご覧下さい。

前座・二つ目・真打

噺家さんは(落語家)まず前座見習いからスタートします。師匠の家に住み掃除や着物のたたみ方など噺家に必要な作法を学んでいきます。そして前座へ上がると、楽屋入り出来るようになります。前座はとにかく毎日が修行と聞きますね。ただ噺家になるには避けては通れない道なのです。

ちなみに前座の由来は、寄席で1番最初に高座に座るところからきています。

前座を経て二つ目に上がると、もう自分で仕事を取り噺家として活動が出来るようになります。ただ前座と違い自分で仕事に修行とこなしていかなければなりません。

前座の時とは違い二ツ目は約10年勤めると言われています。

そして真打。寄席で大トリを務める資格が貰えるのは真打だけ。昔の高座にはロウソクが照明として使われていて、最後の出演者がロウソクの芯を打つ(打ち消す)ところから真打と言われるようになりました。

真打になることは噺家として目標にしてる所ですが、真打になってからが始まりなのかもしれません。

マクラ

落語はいきなり演目に入らず、世間話から入ります。これがマクラと呼ばれるものです。世間話から始まり、自然と落語の世界へと導いてくれます。マクラが面白い噺家さんは落語も面白いですよ。

サゲ(オチ)

落語は本題の最後にサゲがあることから、落とし噺とも呼ばれます。最後の一言で見事に物語を締めくくるのは感動ものです。私はサゲの意味が分からなくて調べて初めて凄さに気がつく事も多々あります。

色もの

寄席や独演会などでは、落語と落語の間に色ものと言われる、寄席演芸が入ります。笑点を見てる方ならイメージしやすいのではないでしょうか。

出囃子

落語家さんのテーマソングですね。笑点もずっと変わらず大喜利の出囃子はお馴染みのあれですね。

寄席

毎日落語をやっている定席と呼ばれる場所。
東京では鈴本演芸場、浅草演芸ホール、池袋演芸場、新宿末廣亭の4か所があります。

最後に

まだまだ専門用語はたくさんありますが、これだけ知ってれば落語は楽しめます。
お住まいの地域によっては、江戸落語、上方落語と違いがあると思いますが、私はどちらもそれぞれの面白さがありおすすめです。関西の方は上方落語から聞いてみると言葉とか馴染みがあってすんなり世界に入れるかもしれませんよ。