名作 古典落語「崇徳院 (すとくいん)」落語 あらすじ サゲ(落ち)解説

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本日ご紹介する古典落語は「崇徳院(すとくいん)」テーマは『和歌』上方落語の演目で後に東京でも演じられるようになった演目です。

この噺は和歌がテーマと言う事もあり、少し難しい噺となっておりますので、なるべく分かりやすいようにご紹介したいと思っておりますが、古典落語をあまり聞いた事がないよ~って方は、こちらのオススメ記事からご覧下さいませ。

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今回ご紹介する「崇徳院」は物語のサゲ(落ち)にふれています。ご覧の際はご注意下さいませ。

古典落語 崇徳院

まず「崇徳院」とは何か解説すると、小倉百人一首の77番目の和歌「崇徳院」の事を指します。

上の句「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」

下の句「割れても末に逢わんとぞ思う」

岩に当たり二つに分かれた川の流れが、また一つに合流するように、今ここでお別れしますが、末にはまたお目にかかれますようにというお嬢さんの気持ちを表しています。

あらすじ

とある商家の若旦那がひと月ほど前から寝込んでしまった。医者にも診てもらったが、どの医者も首をかしげるばかり。。そこで名医と呼ばれる先生に診てもらうと、何やら気病で思い詰めている事があるという事が分かった。

しかし、若旦那はどうしても話そうとしない。命の危険もあると若旦那を説得したところ出入りの熊五郎になら話してもいい、と言うので熊五郎が呼ばれた。

熊五郎が話を聞くと、病の元は恋患いだという。ひと月ほど前に上野の清水さまにお詣りして茶店で一服していると、お供の女中を三人連れた十七、十八の水もしたたるように美しいお嬢さんがやって来た。

ほどなく店を出て行ったが、茶袱紗(ちゃふくさ)を忘れていたので後を追って手渡した。その時に、桜の枝に下がっていた短冊が落ちて、それを見たお嬢さんは若旦那のそばに短冊を置くと軽く会釈してお帰りになった。

若旦那が短冊を見ると書かれていたのは「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」という崇徳院の句だった。お嬢さんの気持ちだと思うと嬉しくて、でもどこの誰だか分からない、それで寝込んでしまったのだそうだ。

よし!とばかりにさっそく短冊を借りてくると旦那に報告。旦那は大喜びで、もし探し出してくれたら熊五郎が住んでいる長屋をくれるとの事。

ただし、息子の命はあと五日くらいだと言われている。もし探し出せなかった場合は熊を倅の仇として名乗って出ると脅しをかけた。

熊五郎は帰って女房に事を話すと、女房は大喜び。熊も張り切って探すのだが、まる二日収穫がない。。。そして三日目、「崇徳院の歌を大声でどなりながら人の集まる床屋とか湯屋をまわらないと探せる訳がない。今日探してこないと家に入れないよ!」と女房に言われ、三日目は大声でわめきながら歩き続けた。

湯屋には十八軒、床屋へは三十六軒も顔を出している、、、このままだと若旦那より自分の方が先に倒れてしまう・・・ふらふらになりながらとある床屋に入ると、、突然飛び込んで来た男が、出入り先のお嬢さんが恋煩いで寝込んでいて、日本中探してこいと旦那の命令でこれから四国へ飛ぶなんて話が聞こえて来た。

やっと見つけた。。熊五郎は男に駆け寄り事情を話すと「てめぇとこの若旦那かぁ。今すぐ家の店へこい」「何言ってんだ。てめぇが家の店へこい」なんてもみあっていると、花瓶が倒れて鏡にぶつかり両方とも割れてしまった。

「鏡を壊しちまって。。。いったいどうするんだ!」

『親方、心配しなくてもいいよ。割れても末に買わんとぞ思う』

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